「能への誘い」を体験して

学生日記

中学校3年1組 岩井響

2月5日(水)1・2時間目に「能への誘い」という題目の下,能という日本の伝統芸能のひとつを学ぶ機会がありました。

世界無形文化遺産にも登録されている「能」ですが,恥ずかしいことに日本人ながら1度も見たことはありませんでした。

前から少しは興味があったのですが,与えられた機会がないと,自分から近づいていくことはありませんでした。今回のこの行事のおかげで,日本の文化を身を持って体感することができました。

先生の演じているときの顔,ひとつひとつの動き,声等は圧倒してくるものがありました。感覚的にいうと,3Dテレビのような感じでした。僕と演じている方の距離は一定に保たれているにも関わらず,先生の一挙手一投足が僕たち見ている人を能の世界へとひき込んでいってくれました。

とても貴重な体験でした。新しいものばかりに目を向けるのではなく,古きから伝わっているものを身を持って知ること,見ること,感じる事は今を,そしてこれからを生きていく僕たちにとって,とても重要なことだと考える機会になりました。

自国,日本をもっと好きになるためには,今日までの日本文化を作り上げてきたものに僕たち若者が積極的に触れていくべきだと思います。

このように感じることができたのも,この行事のおかげです。吉田先生,この度は本当にありがとうございました。


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