第2回台湾グローバルセミナーがありました

学園事務局 尾道中学校 尾道高等学校

9月26日(木)に,台湾の名門大学から教授2名をお迎えして第2回グローバルセミナーを開催しました。

5月に開催した第1回グローバルセミナーでは,中高一貫コース4・5・6年生と特進コース1・2・3年生を対象に,日本の世界における経済的立場の現状を明確に認識したうえで,将来の就職の可能性を拡げたい高校生の進学先として,台湾の大学の有利性を紹介しました。

第2回となる今回は,実際に台湾の名門大学である国立中正大学の施慧玲教授と私立東呉大学の劉凱莉教授をお迎えして,大学紹介ならびに「グローバル“人財”になるために」と題するパネルディスカッションを行いました。

ディスカッションには本校の生徒代表2名(藤井優佑君と沖本恵実さん)と國川教諭が参加し英語での意見発表を行いました。

また,会場の生徒たちからも多数の意見や質問が出されました。

生徒からは「実際に英語に触れたり使ったりする機会が少なすぎる」「たくさんの授業とクラブ活動でとても忙しいのに,さらに英語を勉強しろと言われても,いったい何からやったらよいのか」「眠たくならない生徒中心の授業を工夫してほしい」などの声があり,台湾の教授たちから(英語で)体験談とユーモアを交えながら,とにかく,下手な英語でも自信を持って積極的に外国人とコミュニケーションを図ろうとトライすることが大切だと激励のアドバイスをいただきました。

流暢な英語で歯切れよく話をされる二人の女性教授と,日本語と中国語と英語の三か国語を自在に操って司会兼通訳を務めてくださった台湾留学サポートセンターの安蒜美保さん(日本人)の姿は,生徒たちの眼に,グローバル“人財”のお手本として大変新鮮に映ったことでしょう。

最後に,山元教頭が,これからのグローバル社会で活躍できる“人財”となるためには,①チャレンジ精神,②異文化理解力,③語学力(英語そして中国語),④日本人としてのアイデンティティー,⑤ミッション意識を持つことが重要だと総括しました。

そして,高校生の間に,幅広い教養を身につけるため,歴史・宗教・文学・芸術・自然科学など色々な分野に興味を持って学ぶ,感性を豊かにする,視野を世界に広げることに努力しようと呼びかけました。また,これを機に,学園としても英語学習や国際交流の機会をもっと充実していきたいと抱負を述べました。


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