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平成21年9月1日(火)向島キャンパス開校式
式 辞

 本日は,学校法人尾道学園尾道中学校・高等学校の向島キャンパスの開校式にあたり,ご多忙中にもかかわらず,藤田雄山広島県知事をはじめ,このように多数のご来賓ならびに地域や保護者の皆様にご列席いただきましたことは,誠にありがたく,心から感謝申し上げます。
 本学園は,昭和31年,栗原望が丘の地で,学校法人としての設立認可をうけ,平成18年に学園創立50周年を迎えました。
 栗原望が丘キャンパスでの50有余年は,第1回入学生が,鋤・鍬を持ってグランド整備をしたり,桜の植え込みをしたりという,まさに開墾の時代からスタートし,これまでに21,000余人の有為の卒業生を輩出し,水泳部などの輝かしい活躍の歴史も刻んでまいりました。
 そして今では,若かった木々も大きく成長し,緑豊かで心休まる雰囲気を醸し出すようになっておりました。
 しかしながら,50年を迎える校舎は,老朽化が進んで傷みが激しいのみならず,学校の敷地が分散しているうえに段差や法面が多いという地形的制約も加わり,全ての校舎を建て替えるには莫大な資金が必要となり,事実上,それは極めて困難という事態に立ち至っておりました。
 ちょうどその時,広島県立高等学校再編整備の一環として,尾道工業高校の廃止が決定されました。
 本学園としては,その残された資産を再活用することによって,本校校舎の老朽化問題を解決すると同時に,地域に根ざした教育機関としての使命をも継承し,恵まれた通学の利便性を活かして,市内唯一の私学としての特色ある教育をより一層充実させ,発展していくことを決意し,尾道工業高校跡地への総合移転を願い出たという次第であります。
 そして,本日ここに,その実現を見ましたこと,加えて,本館棟と食堂棟の新築も成りましたことは,広島県ならびに尾道市,そして多くの関係の皆様の,深いご理解と多大なるご支援ご尽力の賜物であり,深甚なる謝意を表するものでございます。本当にありがとうございました。
 本学園の基本精神は,「地域の期待に応え,地域から信頼される学園として,新しい時代に,志と誇りを持って,いきいきと生きる人間を育成します。」と謳っています。
 第一に,「地域からの信頼を厚くする」という点では,地域に対して開かれていること,地域のために貢献すること,そして,地域の教育力を取り込むこと。これらの点を,これまで以上に大事にしていきたいと考えています。
 第二に,「いきいきと生きる人間を育成する」という点については,根本は,全ての生徒が,安心して伸び伸びと,勉強にもクラブにも打ち込むことができる学校であることです。
 そのため,本校の教職員は,生徒を中心において,生徒のために,日々熱心に地道な指導に取り組んでおりますが,この向島キャンパスという,この新天地で,さらに新しい発想で,知恵と工夫を凝らし,一段とレベルアップをしてくれるものと期待しております。
 そして,学園も,移転という一区切りをつけたとはいえ,教育環境の整備に終わりはなく,今後さらに,施設設備の充実と改善を計画的に図っていく所存であります。
 生徒の皆さん。皆さんには,猛暑の中,大変な引越し作業を先生方と一緒に手伝っていただきました。ありがとう。
 真新しく,どこか冷たくよそよそしかった教室に,皆さんが,皆さん自身の手で,机や椅子を運び込んだことによって,校舎に尾道学園の新しい血が流れ,新たな鼓動を打ち始めたように感じます。
 どうか,この新しいキャンパスでの一日一日を「かけがえのない一瞬」と意識しながら,充実した学校生活を送ってください。皆さんが,自分を信じ,志や目標を持って努力し,仲間と助け合い,力を合わせてやっていくことが,皆さんの成長につながると同時に,尾道学園の新たな歴史と誇らしい伝統を築きあげることにもなるのです。
 最後になりましたが,このたびの総合移転に当たり,設計・監理では元廣建築設計事務所,建築工事では株式会社大宝組,ならびに岡本建設株式会社,設備工事では東洋熱工業株式会社,電気工事では福山電業株式会社の皆様に,大変お世話になりました。私どもの無理な要求も,よくお聞き届けいただき,おかげ様で,イメージ通りの素晴らしいものを完成させていただきましたことを,深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
 言葉に言い尽くせぬ万感の思いはございますが,以上,皆様への心からのお礼と,学園の未来への抱負と期待の一端を述べさせていただき,ご挨拶といたします。

平成21年9月1日



おかげさまで向島キャンパスへ総合移転いたしました。
 望が丘(栗原)キャンパスでの52年余り,近隣の皆様をはじめ多くの皆様にご支援いただき,心から厚くお礼申し上げます。
 移転後も,今迄と同様に,地域の皆様に愛される学園となるよう,教職員一同頑張りますので,よろしくお願いいたします。